大空KSC(大空子ども会サッカークラブ)は2004年4月に大空子ども会のサッカー部として高津区久末の地で発足しました。
当時は、久末小学校の1年生から6年生の子どもたちが久末小学校西館(現在の体育アリーナ)でボールに親しみ、楽しむ事を目的にコーチ、スタッフと活動をスタートしました。

1年間の活動を経過し、2005年度より川崎市サッカー協会に登録し、公式戦に出場するなど本格的な活動を開始します。

当時の思い出は、週末に、子どもたちや地域の仲間とサッカーを存分に楽しめる幸せと、初めての公式戦参加で緊張とバタバタ…そしてこれからの大空KSCをどのような方向性にしていこうか…という議論に夢中になっていたのを思い出します。
楽しくて週末が待ち遠しくてしかたないというような時代でした。
スタッフの確保に苦しんだ時期でもあります。毎週のようにグランドに見学に来た保護者の皆さんを勧誘していたのもこの頃でした。審判をやってくださる方の確保も苦労しました。

2007年のかわしん杯で、チーム初めての公式戦勝利、同年の8人制大会でチーム初めての決勝トーナメント進出を果たしました。
この頃になると、他チームとの交流も徐々に広まり、トレーニングマッチなども実施してチームの強化に取り組んでいきました。チームとしての骨格が生まれてきた時代です。

2008年に現在の原型になるスカイブルーのユニフォームを新調しました。
この頃になると、新入部員の勧誘を活発化し、特に1年生の新入部員の勧誘を活発化しました。これは現在も継続しており、大空KSC独自の幼児、低学年サッカーフェスタも生まれました。このイベントにより多くの子どもたちが大空に参加してくれました。

2010年以降になると、サッカーへの情熱が熱い多くのスタッフが参加し、チームがより活性化しました。
神奈川県サッカー協会への加盟、各学年の公式戦、奥寺杯などをはじめとするカップ戦、イベントなどを通じて、子どもたちは、ゲーム感を養い、試合の中で自分の能力を発揮する経験値を高めていきました。同時に、指導法の確立、指導者資格の取得、審判技術の向上、さまざまな課題が浮き彫りになってきた時代でもあります。チームを組織として充実させる事が優先課題でした。楽しみながら勝つ!難しさを痛感した時代でした。

2012年にはチーム初の遠征合宿を企画しました。U-12が山梨県韮崎市に遠征し、地元のチームと交流を深めました。
また、同時期には幼児部を立ち上げました。近隣の子どもたちがフェスティバルで体感した戦隊ヒーローショーに魅力を感じ、後に大空KSCの主力となる多くの幼児が参加しました。

この時代はチームの活動も多岐に渡り、子どもたち、スタッフ、保護者が一体となった活動がより活発化します。懇親会、町内清掃、親子サッカーなど皆でチームを支える意識が強くなってきました。ひとりひとりが、チームを支え、チームを思い、チームへの愛着が強くなり、大空KSCを通じて知り合った仲間も多くなってきました。サッカーを通じて多くの知己を得ました。卒団生が次のステージで活躍するのも楽しみになってきた時代です。

大空KSCとして大きな転換点になったといえる出来事が2016年でした。
U-12が、第40回全日本少年サッカー大会神奈川県予選ベスト16まで進出しました。当時の記録を見返すと、Jリーグ下部組織や県下の競合クラブの中で、大空KSCが競い合うという光景は感慨深いものがありました。

2017年以降はスタッフの確保や保護者の理解もあり、充実した活動を継続させました。韮崎遠征合宿や、チーム合宿など定例化して、他県との交流も深まり、子どもたちのサッカーを楽しむ環境をより充実させる事ができました。

2020年に起きた新型コロナウイルス感染症は、サッカーを愛する大空KSCの子どもたちや我々スタッフにとっては大きな打撃になりました。さまざまな制約がありましたが、大空KSCは現在も、感染症対策を講じながらより高みを目指して活動を実施してます。